2025/07/27 20:15

増加する“ネット型ストーカー”とは?

現代のストーカーは、リアルだけでなく

SNSを通じてあなたの生活に侵入してくるケースが増えています。

特にインスタグラムやX(旧Twitter)など、

日常の発信が多い20〜30代女性は、

ネット型ストーカーの被害に遭いやすい傾向にあります。


「ただのフォロワーだと思っていたら、家の近くに現れた」

「DMの内容が徐々にエスカレートして怖くなった」

──そんな声も少なくありません。


ネット型ストーカーの恐怖は、顔も名前も知らない相手が、

こちらの情報だけを一方的に把握して行動してくる点にあります。



ネット型ストーカーの特徴と実例

以下は、ネット型ストーカーによく見られる特徴です。


1. SNSでの行動をすべて把握している

「昨日行ってたカフェどうだった?」
「いつもこの時間に帰宅してるんだね」
といった、投稿内容をすべて見られているようなコメントを繰り返す場合は要注意。


2. 匿名アカウントを複数使い分けている

ブロックしても、別のアカウントで再接触してくるのも

ネット型ストーカーの特徴です。

複数アカウントで監視されたり、

DMで繰り返し送られてくることがあります。


3. 投稿から住所や生活パターンを特定される

写真に写り込んだ風景や、

位置情報のタグ付けから自宅や職場を特定されるリスクがあります。

実際に被害がリアル世界に発展するケースも。



SNSストーカーに狙われやすい投稿例

  • 「○○駅前のカフェで休憩中☕」などリアルタイムの位置情報投稿

  • 自宅周辺やマンションの外観・部屋の特徴がわかる写真

  • 毎日同じ時間に投稿・帰宅ルートがわかる内容

  • 鍵アカウントでも、フォロワー整理が甘いと内部から情報が漏れる


今すぐできるネット型ストーカー対策5つ


1. 投稿に位置情報を入れない・公開設定を見直す

位置情報はオフに設定し、

投稿のタイミングもリアルタイムを避けるようにしましょう。


2. アカウントのフォロワーを定期的に見直す

知らないアカウント、顔の見えない相手はブロックや削除を検討。

特に鍵アカウントの場合は重要です。


3. ストーリーやDMで違和感を感じたら即対応

なんか違和感を感じたら、

ブロックや通報、証拠保存を行ってください。


4. 自宅や職場が特定できるような投稿は控える

何気ない写真や背景に住所特定のヒントが潜んでいることも。

映り込みには注意しましょう。


5. 不安を感じたら、警察や専門窓口へ相談を

ネットでもストーカー規制法の対象になります。

スクショを取って記録を残し、相談機関に連絡を。



まとめ:ネット上でも“自分の身を守る意識”を忘れずに

ネット型ストーカーは、あなたが「何気なく投稿した日常」に潜んでいます。


顔も知らない相手が、SNSを通じて自宅・職場・生活リズムを把握し、接近してくる

そんな時代だからこそ、投稿内容やアカウント管理の意識が重要です。


少しの工夫と注意で、防げる被害もたくさんあります。
あなた自身の安全のために、今日からできるSNS防犯対策を始めましょう。

次回は:【ストーカー対策】その行動、ストーカーかも?

ストーカーの「行動パターン別」対策を知ろう

ストーカーは好意を隠しながら、さまざまな手段で

相手の生活や心を支配しようとする存在です。

「気のせい」「悪気はない」と見過ごすには

あまりに危険な行動パターンを紹介します。


被害が深刻化する前に、

“それってストーカーかも”と察知できる知識を身につけましょう。